20230118

気づけば年が変わっていて、時間の流れが早く感じます。美味しいお鍋と年越しそばのおかげで、寂しい年越しにならずに済みました。

 

カナダに来てから、生活環境や交友関係など、変わったことはいろいろありますが、ひとつ大きな変化として、「じぶん」と向き合って考える機会が増えたように思います。自分は何者で、何がしたいのか、何ができるのかを考えるようになりました。

「就活せなあかんタイミングなんやし、そりゃ当たり前やろ」と言われれば、それはそうなんですが、もしカナダに来ることなく日本で、いわゆる「自己分析」「就活」をしていても、気づけなかったことがあるんじゃないかなと思うんです。

 

 

私は忙しいのが好きなタイプの人間です。思い返せば、小さい頃から習い事をいっぱいして、中高では忙しい部活に入って、塾に行って、遊ぶ予定もたくさん入れて、大学に入ってからも授業をいっぱいとって、バイトをめっちゃ入れて、友達との予定をハシゴして、、、

とにかく予定を詰めて忙しくしていたいタイプです。そんな生活をしていたからか、今までの人生であまり「暇」って感じたことがなくて、じっくり立ち止まって自分や自分の将来について悩んだり考えたりするってことがなかったんです(良くも悪くも)。もちろん人並みに悩みとかはありましたが、目の前のことを一生懸命頑張るって感じで、自分や自分の過去のことを顧みる機会が少なかったように思います。

 

そんな私ですが、バンクーバーに来て以降、自分と向き合って、考えることが増えました。なぜか?と言われるとよくわかりませんが、違う環境に身を置いたからかもしれないし、年齢・人種の異なる多様な人と出会えたからかもしれない。もしくは、単純に忙しさから解放されて、「暇」な時間が増えたからかもしれない。とにかく、自分や自分の将来のことを考える機会が増えて、これが自分にとっては何か新鮮なんです。

 

「留学に来て視野が広がりました!」「多様性に触れました!」「価値観変わりました!」とかいうと、陳腐な言葉に聞こえてしまいます。陳腐な言葉で片付けたくはないけれど、かといって何か他に、うまく言語化することもできません。でもひとつ確実に言えることは、今ここで過ごしている時間は、わたしにとって、有意義な時間になっているということです。

 

一方で、考えれば考えるほど、自分がわからなくなります。私はこういう人間です!こういうことがしたいです!って言い切れたらそれは簡単だけど、人間ってそもそもそんな単純じゃないと思うんです。

 

お前ごときが「人間」という大きな主語を使うな語るなと言われそうですが、大目に見てください。

 

人ってみんなそれぞれに、相反する二つの特徴や性格を併せ持っていると思うんです。

計画立てて物事進めるのが好きなのに、物事を先延ばしにしたり。直感に頼る派というよりかは慎重派なのに、心のどっかではなんとかなるやろ!と思ってる自分がいて、急に大胆不敵な行動をとったり。人の恋愛には冷静かつ客観的にアドバイスできるのに、自分のこととなると、急に冷静さを失ったり。

 

自分=〇〇っていう、恒久的な特徴、性格だってもちろんあるけど、そうじゃなくて環境や場面によって変わるモノのもあるなぁ、と。まぁ、だから何?と言われればそれまでなんですけどね。当たり前っちゃ当たり前ですよね。

とにかく、人間って不思議です。

 

 

いよいよ、本当に何が言いたいのかよくわからない回になってしまいました。

ここまで、稚拙でつまらない文章を読んでくれたそこのあなた、ありがとうごさいます。そんなあなたに幸あれ。

 

ゆいな